住宅のことをいちから勉強していくと知らない単語によく遭遇しますよね。
この記事では断熱性能の理解に欠かせない断熱欠損について記載しています。
断熱欠損
いろいろ勉強していくうちに、断熱性能を把握する上で不可欠な知識であることがわかりました。
ポイントをまとめると以下の通りです。
断熱欠損とは
断熱材の理想の形は、家全体をすっぽりと覆っている状態です。
つまり床から壁・屋根まで1周を一筆書きで書き表せるように断熱材が入ってる状態が理想と言えます。
しかし様々な要因で断熱欠損は発生します。
- コンセントや配管・金具等の周辺
- 断熱材の浮き
- 断熱材のはがれ
- 断熱材の入れ忘れ
上記のうち下3つは断熱工事のタイミングで見に行った時にしっかり確認するしかないかと思います。
このタイミングで同時に防湿シートについても不備がないか確認したほうがいいですね。
準備中:防湿について
しかしコンセント周り等に関してはどうしても隙間は生まれてしまいます。
袋にはいっているグラスウールよりは、吹付発泡のほうが多少隙間は埋められるかとは思いますがそれでも100%断熱欠損を防いでいるわけではありません。
断熱欠損があると何が起こるのか
1番わかりやすいのは断熱性能がさがるということですね。
それに加えて、この隙間があることで壁の中に結露ができてしまうことが問題です。
断熱材の種類で差はあるのか
断熱欠損を防ぐという視点からいうと、袋のまま設置するグラスウールよりは、吹付発泡の方が向いているかと思います。
メーカーによっては袋に入っているグラスウールを一度取り出して、壁に隙間なく詰めてから再度袋を貼り付ける方法をとっているところもあるようです。
ただどの方法でも100%断熱欠損を防ぐことはできないので、外張り断熱等を活用するといいのかもしれません。
準備中:外張り断熱について
断熱欠損の実例
Twitterで断熱欠損を報告されている方が何名かいらっしゃって、とてもわかりやすかったです。
ぜひTwitterで「断熱欠損」のキーワードで検索してみてください。
まとめ
断熱欠損を100%防ぐ方法はありませんが、知識として知っておくことで改善できる点が見えてきそうですね